感染したらどうなる!?エイズの症状、初期から後期まで徹底解説

エイズ

厚生労働省のエイズ動向委員会の発表によると、エイズの感染者数は年々増加傾向にあるとのことです。こわいですね~。

中でも報告が多いのが、東京・名古屋・大阪の三大都市からだそうですが、増えてきてるのが九州地区で、人口10万人あたりのエイズ感染者数でもっとも多いのは沖縄県とのことでした。

もはや他人事とは言えなくなってきたエイズ、感染したらどういう症状が出るのか?を今回は紹介したいと思います。

エイズの症状、初期から後期まで徹底解説

もしもエイズに感染したらどうなるのか?初期から後期までの症状を順番に説明します。

自分には関係ないと思ってる人もいるでしょうけど、知っておけば万が一エイズに感染してしまってもすぐに気づくことができます。感染を知らずパートナーにエイズを感染させてしまう(させられてしまう)ことも防げるでしょう。

エイズの症状・初期

初期は、高熱を出すなどインフルエンザによく似た症状が出ます。

だからインフルエンザと勘違いして学校や仕事を休む人もけっこういると思います。でもこの症状は数日~数週間で収まるので、本当に勘違いしたまま見逃してしまうことが多いです。

ただ、こういった症状がまったく出ない人もいますので、初期の段階で症状が出たことによってエイズに感染したと気づく人は少ないようです。

エイズに感染して2~4週間(0.5~1ヶ月)ほどで出るのが初期症状です。

エイズの症状・中期

中期は、無症状期とも呼ばれてるほど「何も症状が出ない」のが特徴です。

初期の段階でエイズに感染してると気づかず、検査を受けることもなければエイズに感染してない人となんら変わらない生活が送れます。

これがエイズのもっとも恐ろしいところです。

性病だったら感染して症状が出始めたらあとは悪化の一途をたどるので、どんなに鈍い人でもいつかは必ず気づいて病院へ行くでしょう。

でも、エイズの場合は症状が出てもその後一旦収まるため「なんらかの病気にかかったが治った」と判断する人が多く、これが非常に危険です。

エイズに感染してるのに気づかずオーラルセックスなど粘膜を直接接触させ続けたら、パートナーにもエイズをうつしてしまいます。不特定多数と(ゴムなし・オーラルなどの粘膜を直接接触させる)セックスの機会があれば、エイズをばらまくことにもなります。

「症状がない=エイズじゃない」と自己判断せず、一度検査を受けましょう。

ちなみにこの無症状期、数年~10年続くとのことです。

早い人だと1年ほどで後期の症状が出始めることもあるようですが、潜伏期間とも言える無症状期が長いのもエイズの大きな特徴です。

そして、症状がない間にもエイズはちゃくちゃくと体を蝕んでいくのです。

エイズの症状・後期

後期は、エイズによって蝕まれた体が免疫力を失ってさまざまな病気を併発します。

1カンジダ症(食道、気管、気管支、肺)
2クリプトコッカス症(肺以外)
3ニューモシスチス肺炎
4コクシジオイデス症
(1:全身に播種したもの 2:肺、頚部、肺門リンパ節以外の部位に起こったもの)
5ヒストプラズマ症
(1:全身に播種したもの 2:肺、頚部、肺門リンパ節以外の部位に起こったもの)
6クリプトスポリジウム症
7トキソプラズマ脳症(生後1ヵ月以後)
8イソスポラ症(1ヵ月以上続く下痢を伴ったもの)
9非結核性抗酸菌症
(1:全身に播種したもの 2:肺、頚部、肺門リンパ節以外の部位に起こったもの)
10化膿性細菌感染症
(13歳未満でヘモフィルス、連鎖球菌等の化膿性細菌により以下のいずれかが2年以内に2つ以上多発あるいは繰り返して起こったもの。1:敗血症 2:肺炎 3:髄膜炎 4:骨関節炎)
11活動性結核(肺結核又は肺外結核)
12サルモネラ菌血症(再発を繰り返すものでチフス菌によるものを除く)
13サイトメガロウイルス感染症(生後1ヵ月以後で肝、脾、リンパ節以外)
14単純ヘルペスウイルス感染症
(1:1ヵ月以上持続する粘膜、皮膚の潰瘍を形成するもの 2:生後1ヵ月以後で気管支炎、肺炎、食道炎を併発するもの)
15進行性多巣性白質脳症
16カポジ肉腫
17原発性脳リンパ腫
18非ホジキンリンパ腫
(LSG分類による。1:大細胞型・免疫芽球型 2:Burkitt型)
19浸潤性子宮頸癌
20反復性肺炎
21リンパ性間質性肺炎/肺リンパ過形成:LIP/PLH complex(13歳未満)
22HIV脳症(痴呆又は亜急性脳炎)
23HIV消耗症候群(全身衰弱又はスリム病)

エイズ指標疾患

これらの病気を治療する・症状を緩和することはできるようですが、エイズウイルスによって免疫力を失った体は単なる風邪などのちょっとした病気にも非常にかかりやすくなります。

エイズの症状徹底解説まとめ

初期から後期までのエイズの症状を見てきましたが、初期~中期(無症状期)はまだ「エイズに感染しただけの状態」で後期になって初めて「エイズ発症」となります。

エイズという名前が聞かれるようになったばかりのころは治療できない病気と考えられてましたが、医療技術の進歩に伴って、もしエイズに感染してしまっても長期間にわたって発症させないことが可能になりました。

ただこれは、初期・中期(無症状期)のうちに治療を開始した場合に限ります。エイズが発症してしまってからも治療はできますが、発症前とは効果は雲泥の差があるようです。

また、エイズは性交渉で感染するものだと思ってる人もいるようですが、性交渉より感染率が高いのは輸血です。考えてみれば当たり前ですが、エイズに感染した血液をたった1回輸血するだけで輸血された人は90%もの確率でエイズに感染するそうです。

「私は危険なセックスはしないからエイズにも感染しない」と他人事として考えるのではなく、いつでも誰にでも感染する可能性のある病気として、できる限りの予防策を講じる・検査を受けるなどの対策は怠らないようにしましょう。