性病(STD)の中には女性がかかりやすいものがあります。
エイズ(HIV感染症)・梅毒・肝炎・クラミジア・ケジラミなど男女ともにかかる可能性のある性病(STD)に気をつけるのはもちろん、女性が特にかかりやすいものも知りましょう。
女性がかかりやすい性病(STD)5つ
数ある性病(STD)の中で特に女性がかかりやすいのは5つです。
性器カンジダ症
「カンジタ」だと思っている人も多いですが、正しくは性器「カンジダ」症です。
健康な女性の体に常在しているカンジダ菌という真菌によって起こる腟炎です。
ストレスや疲労・ホルモンバランスなど日常生活のちょっとした変化で菌が繁殖しやすくなるため、女性がもっともかかりやすく再発も多い性病(STD)です。
膣トリコモナス症
0.1mmほどのトリコモナス原虫が膣や尿道などに入り込み、炎症を引き起こす性病(STD)です。
男性の尿道に入り込んだものは排尿で洗い流されることもあるようですが、それ以外は男性・女性どちらも薬による治療が必要です。
一度かかると何度も再発してしまって治療がむずかしくなります。
細菌性膣炎(細菌性腟症)
膣内に細菌が繁殖して引き起こされる、おりものに関する一連のトラブルです。
細菌性膣炎(細菌性腟症)になるとおりものが魚臭くなるため、自分で気づく人もいればパートナーが先に気づく場合もあります。
薬で治せますが、治療法はまだ確立されていません。
外陰炎
デリケートゾーンと呼ばれる女性の外陰部とその周辺が炎症を起こす性病(STD)です。
外陰炎だけを起こすこともありますが、カンジダやトリコモナス・細菌性などの膣炎と併発することが多いです。
重症化することは稀ながら、慢性化しやすい性病(STD)です。
性器ヘルペス
単純ヘルペスウイルスによって起こる性病(STD)です。
単純ヘルペスウイルスには上半身(口唇)と下半身(性器)に症状の出る2種類がありますが、口唇ヘルペスが性器にうつって性器ヘルペスになることも多々あります。
体力の低下やストレスで再発しやすく、完治する治療法はまだ見つかっていません。
女性がかかりやすい性病(STD)まとめ
今回紹介した女性がかかりやすい性病(STD)は、複数併発するケースもあります。
また、一般的に性病(STD)は性行為によって感染するものが多いですが、女性がもっともかかりやすい性器カンジダ症は性行為がなくても起こり得ます。
外からの感染予防も大切ですが、デリケートゾーンのケアも正しく行いましょう。
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